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明石2 夢のお告げ

その夜、源氏の君がうとうととしていると、父院が現れました。

「どうしてこんなひどい所にいるのだ。住吉の神の導きのまま、この浦を去りなさい」更に「帝にも申し上げることがある」と言って院は消えました。

 

夜が明けようとする頃、浜辺に舟と人影があります。明石の入道が来ていました。「夢のお告げで、嵐が収まり次第この浦に舟を着けよと言われ、参りました」

 

自分が見た夢と同じだと思い、源氏の君は明石へ向かう決心をします。

風が吹いて飛ぶように明石に着きました。(続く)