2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧
年が明けて、亡き八の宮と親交があった僧侶からわらびが中の君に送られてきました。(父も姉も亡くなり、いっしょに見る人がいない...)中の君は寂しく思います。 一方、薫は1月下旬に匂宮(におうのみや)を訪ねます。 匂宮は「近々中の君を、こちらにお迎…
匂宮が妹の元に来なくなってしまった...がっかりして体調を崩した大君にさらなる打撃が。 匂宮に、左大臣夕霧(ゆうぎり)の娘、六の君との縁談が持ち込まれたと知ったのです。 もうダメだ。妹は匂宮が高貴な方と結婚するまでの一時的な扱いをされたのだ...…
当時の結婚は、男が女の家に通うスタイルで、3日連続で通えば結婚成立でした。匂宮(におうのみや)は中の君の元に3日通ったので結婚成立です。 しかし、都から宇治はとても遠い。匂宮は母の后から外出を諌められます。でも匂宮は頻繁に通えずとも中の君を…
薫は、以前から中の君と文通をしている匂宮(におうのみや)を、こっそり宇治へ連れて来ました。匂宮を中の君に会わせようとの企みです。 「薫さまがいらっしゃいました」と言われて大君は(薫は中の君に心が動いたはずだ)と思い、中の君は(薫のお目当ては…