源氏物語を楽しもう‼️

源氏物語の魅力を目一杯伝えたいブログ

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

真木柱3 とうとう事件発生!

ひげ黒の大将の奥様は、人に劣っている方ではありません。 世間の評判は良く、もの静かな美しい方です。 ただ、以前から、もののけ、悪さをする霊のせいで正気を失うことがあります。そのため夫婦仲は冷めています。 (この時代、原因不明の病はもののけのせ…

真木柱2 波乱の予感

尚侍になった玉蔓。でも宮中には行かず自宅勤務というかたちです そのせいか、夫のひげ黒の大将は昼間も玉蔓の部屋に入りびだっています。(←ちゃんと仕事に行けよ) 宮中から玉蔓に用事がある女官たちが頻繁に来ますが、大将が部屋の隅に隠れているのが女官…

真木柱(まきばしら)1 急転直下

「このことが帝の耳に入ったら恐れ多いことだ...しばらくこのことは人に話すな!」 源氏の君、かなり狼狽しています。 何事かというと 玉蔓、結婚することになりました。 いや、正確には、結婚せざるを得なくなったといいますか。 相手はひげ黒の大将です。 …

藤袴4 あの人が婿になるのは...

いよいよ玉蔓の宮仕えの日が近くなり、求婚者たちは手紙を取り次いでくれている玉蔓の女房に「なんとかしてくれ」と頼み込んでいます。女房たちは「滝をせき止めろというより難しい注文です」と言っています。 求婚者のひとり、ひげ黒の大将は玉蔓の実の父の…

藤袴3 ずけずけ

源氏の元に戻った夕霧。以下、二人の会話です。 源氏「玉蔓は宮仕えに乗り気ではないのか...でも、冷泉帝が大原野に行幸された時にお顔を見ているはず。帝を見れば、宮仕えを嫌がる女などいないだろう」 夕霧「しかし、冷泉帝にお仕えするとなると、中宮さま…

藤袴2 夕霧さま、あなたまで...!

もうすぐ喪があける九月のある日、夕霧が源氏の使者として玉蔓の元を訪れます。夕霧も祖母の大宮の喪中ですが、祖母に思い入れが深いので、濃い色の喪服です。 夕霧と玉蔓、当初は「きょうだい」と言われていたので玉蔓が直接対応していました。今はそうでな…

藤袴(ふじばかま)1 悩める美女、プラスアルファ

フジバカマの花は平安時代、喪服の色の花と言われていました。 成人式を終えた玉蔓、さっそく宮仕えに...といきたいところですが 三月に実の祖母、大宮が亡くなり、玉蔓は喪に服するため宮仕えは延期に。 九月に喪があけるので宮仕えは十月からとなりました…