源氏物語を楽しもう‼️

源氏物語の魅力を目一杯伝えたいブログ

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

総角3 そこにいたのは...

薫を大君の寝所に入れることにした女房たち。 ん、でも中の君さまがいつもいっしょに休んでいらっしゃる。でも「今日は別々にお休みください」とも言えない。まあ、薫さまは大君さまの気配は分かっておいでのようだし... 一方、大君は眠れずにいました。そこ…

総角2 思い通りにいかない

八の宮の一周忌が過ぎて、再び宇治を訪ねた薫。 八の宮が亡くなってしまった今、頼りは薫だけになってしまい、大君(おおいぎみ)と中の君(なかのきみ)の女房たちは「薫さまと大君さまが一緒になられて、こんな山里ではなく都へお連れしてくだされば」と願…

総角(あげまき)1 結婚に大事なこと・平安時代編

薫と大君(おおいぎみ)の仲は進展のないまま、八の宮の一周忌が近くなり、薫は準備のため宇治を訪れています。 はたして大君は薫をどう思っているのか。老女房の弁の君(べんのきみ)によると 「姫さまたちは世間の方たちとは違った性格で、人並みに結婚を…

椎本2 薫、想いを打ち明ける

山寺に参った八の宮は体調を崩し、旧暦8月20日にこの世を去ってしまいました。 姫君たちは「せめてご遺体を一目見たい」と申し出ますが、断られてしまい、山寺の僧を恨めしく思います。 薫はすぐ弔問に訪れました。弔問に来てくれた薫の心を、姫君たちは…

椎本(しいがもと)1 娘を持つ父の心情

旧暦の2月20日頃、匂宮(におうのみや)は、今の奈良県の長谷寺へお参りに行きます。でも、メインは薫が話していた、宇治の美しい姉妹のようです。宇治にある、おじの夕霧の別荘で休憩していると、薫もやってきました。 この別荘がある川の対岸に、八の宮…