源氏物語を楽しもう‼️

源氏物語の魅力を目一杯伝えたいブログ

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

手習(てならい)1 生き返った謎の女は...

その頃、比叡山に横川の僧都(よかわのそうず)と呼ばれる尊いお坊さまがいました。3月に母の尼と妹の尼を連れて長谷寺へお参りに行った帰り道、母の尼が具合を悪くしたので、宇治で泊まることにしました。 すると、宿泊した所の森に白いものが広がっていま…

蜻蛉4 恋の喪失感を埋めるには

最近薫は、匂宮の母の后に仕える小宰相(こざいしょう)の君という女房と親しくしています。 この小宰相の君、匂宮も狙っていたのですが、匂宮は女好きと分かっている小宰相の君は匂宮を突っぱねました。 后は薫と小宰相の君の関係を知って「匂宮の困った癖…

蜻蛉3 薫と匂宮、真相を知る

浮舟がいなくなった事がまだ夢ではないかと思う匂宮。葬式も、なんで急いで行ったのか分からず、女房の侍従(じじゅう)を屋敷に呼びます。 そこで知ったのは、浮舟が薫と匂宮との三角関係に悩み、川へ身投げしたらしいということ。いったいどんな覚悟で川へ…

蜻蛉2 匂宮と薫の反応

匂宮は、浮舟からの手紙の内容を不信に思い、宇治に使者を送ったところ「浮舟が亡くなった」と知らせがきました。 「おかしい、ひどい病気を患っていたという話は聞いてないぞ...」匂宮は今度は腹心の従者を宇治に向かわせます。 従者は女房の侍従(じじゅう…

蜻蛉(かげろう)1 パニックの宇治

浮舟(うきふね)さまがいない! 宇治の人々はおろおろしています。誰かに連れ去られてしまったのだろうかとパニックになっています。 浮舟の母からも「不吉な夢を見たので気がかりです。先に送った手紙の返事も届かないし、どうしたのですか」と手紙がきま…