真木柱2 波乱の予感

尚侍になった玉蔓。でも宮中には行かず自宅勤務というかたちです

そのせいか、夫のひげ黒の大将は昼間も玉蔓の部屋に入りびだっています。（←ちゃんと仕事に行けよ😅）

宮中から玉蔓に用事がある女官たちが頻繁に来ますが、大将が部屋の隅に隠れているのが女官たちに知られてしまうので、玉蔓は困っています。

大将がいないある日の昼間、源氏の君が玉蔓の部屋にきました。

陽気な性格の玉蔓はすっかりしょげていて、顔も少しやつれています。

元気のない玉蔓を心配した源氏の君は

「冷泉帝が残念がっていらっしゃるようですし、尚侍任命のあいさつに宮中へ行くよう取りはからいましょう。結婚したのですから、宮中へ行くのはなかなか難しいですから」と話します。

玉蔓はただただ泣くばかり。

玉蔓が宮中へ行くことを聞いたひげ黒の大将。

あんな美しい人を冷泉帝がご覧になったら...と心配ですが

「待てよ、その時帰る屋敷を私の屋敷にすればいいのだ。源氏の君はなかなか玉蔓を私の屋敷に移すのに同意しないし」

どうやらチャンスと思ったようです。荒れている屋敷も修理を始めました。

ひげ黒の大将という方、ちょっと強引なところがあるようです。（続く）