須磨7 とつぜんの、嵐
年が明け三月、源氏の君はこの国にいる陰陽師を呼んでお祓いをしました。海は穏やかでいい天気です。
ところが...
にわかに天気が急変。空は真っ暗になり、風が吹き荒れてなにもかも吹き飛ばす勢いです。雨が激しく降り、海も波が大きくなり、雷も鳴ります。この世の終わりかと思われるほどの嵐です。
明け方、うとうとする源氏の君の夢に得体のしれない者が現れます。「宮よりお召しがあるのに、なぜ来られないのですか」
はっと目を覚ます源氏の君。まさか海の海龍王が私に魅せられて海へ呼んでいるのか...
↑なんだこのナルシスト発言は。小さい頃から違和感を抱いていましたが、自分の魅力に相当自信がおありですね。
突然の嵐にハラハラしつつこの巻は終わります。次回から新しい章に入ります。