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藤裏葉2 喜びの春

内大臣のお屋敷へ出かけた夕霧。内大臣は一家総出で夕霧を迎えます。

 

藤の宴もたけなわな中、内大臣は夕霧に娘を託したいと告げます。

やっと夕霧と雲井雁(くもいのかり)の仲は許されました。

 

その夜、幼なじみのふたりは久々の再会を果たしました。

 

次の日の朝、夕霧は雲井雁に手紙を送り、父の源氏の君に報告をします。父親としてうれしい報告でした。なんだか夕霧が普段よりまして美しく見えます。

 

それから、夕霧の手紙の使いをしている男。これまではこっそり雲井雁の元へ手紙を渡していましたが、今日は晴れておもてなしを受けています。主人と姫さまの仲が許されたと、こちらも大喜びです。

 

 

水も漏らさぬ夫婦仲といった所の夕霧と雲井雁。その後、空き家になっていた祖母の屋敷を改修して、秋にそちらに住むことになりました。

 

 

やっとふたりの仲が落ち着きましたね。ふたりとも、仲良くやるんだよ。(続く)