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夕顔2 情熱が冷めた相手

源氏の君がこの頃お付き合いしているのが、六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)という女性。前の皇太子と死別し、娘が一人います。

 

源氏の君、彼女が手に入らなかった頃は情熱的だったのですが、この頃はその熱も冷めてきた様子。自分でもなぜだろうと思っています。

 

六条御息所は、突き詰めてものを考える性格で、見ている方も苦しくなるほど。そこが源氏の君は苦手のようです。彼女が七歳年上なのも、御息所は気にしている様子。

 

しかし、顔を合わせる仲(つまり男女の仲)になった今、別れれば女側が「もてあそばれた」と世間から言われるでしょう。女性が恋のうわさであれこれ言われるのは恥ずかしいとされていました。まして相手は高貴な人なので、プライドを傷つけないようにするのも大変です。

 

恋に行き詰まり感のある源氏の君。そんな時に出会った夕顔の女性とどんな恋をするのでしょう。(続く)