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明石7 えっ、そうだったの!?

年が改まりました。しかし、朱雀帝の目も大后の病もいっこうによくなりません。いろいろと不思議な現象も起こり、天の諭しだと世間は騒いでいます。

ついに七月、朱雀帝は母親の反対を押し切って、源氏の君に都に戻るようお許しを出しました。

 

源氏の君は明石の君と結ばれたものの、紫の上を気にしてか、お通いはまばらでした。でも、都に帰れると決まってからは毎晩明石の君のもとに通っています。(そんなもんか...)

明石の君は、お腹に赤ちゃんがいる身となっていました。

 

 

出発をあさってに控えた日、源氏の君は明石の君を訪ねます。はっきりと見ていなかった彼女の容貌を見て「気品高く、目が覚めるようだ。置いていくのは惜しい」と思います。

...って、あれ?源氏の君、これまで明石の君の顔をちゃんと見たこと無かったの?😲去年の秋に結婚したからもう一年たってる頃だし、明石の君はみごもったというのに?マジか~。この時代は照明が発達していないとはいえ、今まで雰囲気だけで相手がこんな人かなって思ってたのか😅

 

二人は琴を合奏し、源氏の君は再び合奏することを約束して自分の琴を置いていきます。(続く)