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葵11 源氏、二条院へ帰る

葵の四十九日があけて、源氏の君は自分を心配している父の院に挨拶にいきます。今夜は二条院に帰るそうです。

左大臣家では、若い葵に先立たれて悲しいところに、源氏の君ももうこれきり来なくなってしまうのではないかと皆が沈んでいます。源氏の君は産まれた息子の夕霧(ゆうぎり)を左大臣家で養育してもらうことにしたので、これきりということはないでしょう。でも、喪服を着た女房たちは心細そうです。

 

二条院はきれいに掃除が行き届き、女房たちも美しい衣装なのが、左大臣家と違う雰囲気です。

紫の姫君はしばらく見ないうちに大人びていました。

 

源氏の君はよそにも出かけず、紫を相手に日々を過ごします。紫はそろそろ結婚してもいい年頃。源氏の君はちゃんと夫婦になりたいと言うのですが、紫はピンとこない様子。もう私たち夫婦でしょ?

 

仕方ない、紫にはかわいそうかもしれないけど...(続く)