紅葉賀3 私の夫は光源氏!
お正月を迎えました。源氏の君は宮中に行く前に、紫の姫君の部屋に行きます。
紫はお人形遊びに夢中です。小さなお道具やお屋敷を並べて遊んでいます。
源氏の君が出かけた後、紫の乳母の少納言は「今年からは大人におなりなさいませ。十歳を過ぎた人がお人形遊びをするのは自然と飽きるものですよ」と注意します。
さらに「ましてあなたは夫がいるのです。しとやかに振る舞うことがふさわしいのです」
そうか、私には夫がいるんだわ。他の人の夫は醜いのに、私にはこんなに若くて素晴らしい方が夫なのね。
小さな姫君がちょっぴり大人の自覚を持つシーン、かわいらしくて微笑ましく見えます。(続く)